jovbelrist’s blog

地球一気分屋さんの気になる気の話(*^^*)

トヨタプリウスのクレームに関する記者会見の印象

トヨタプリウスのブレーキ作動の問題に対するトヨタ側の発表でABSとブレーキを制御するソフトウェアの問題で記者会見でトヨタの重役によるとブレーキが一瞬効かなくなるような感じがするというクレームに対してそのタイムラグはドライバーの感覚的な問題だという説明が為されたが、僅かな時間でも急停止しなければ成らない状況に置かれた場合には自動車学校でも教えているように自動車運転には『制動距離』というものがあって確か私の記憶では時速40kmで走っている自動車が急ブレーキをかけても完全停止できるまで僅か1秒間に11mも走行してしまうわけで、当然の事ながら運転速度が早ければ制動距離も長くなり、交通量・車間距離・天候・道路条件・運転技術などの状況によっても制動距離は変わって来るわけですから例え僅かな時間でもドライバーには多大なる精神的重圧がかかる事もあり得るわけで、そうした緊急の状況下でトヨタ側の主張するようにそのままブレーキを踏み込み続ければ良いと言われても冷静な判断ができるとは限らないのだし、あの説明を文字通り受け止めるならば言わば二段階式のABS連動ブレーキシステムであるか
のような解釈が可能なわけですから、それならばそれでプリウスを購入した人達のマニュアルに重要注意事項として詳述してなくてはおかしい事だし、自動車の運転に長けた、或いは慣れた人だけならまだしも初心者~年配の人まで様々な反射神経・運転技術のドライバーが運転するのにも関わらずそこまでドライバーに危険を伴うブレーキングテクニックをトヨタともあろう自動車メーカー側が要求するというのは見苦しい弁明にしか受け止められない感じがしました。
トヨタともあろう世界的な企業ならば弁明に比重が置かれたという感じが否めない対応よりは、もう少し潔く好感の持てる記者会見にすべきだったのではないかと非常に残念な感じがしましたね。